鷹も鷹匠も、精鋭ぞろい。
弊社に所属する鷹匠と鷹たちを紹介します。
鷹匠とは
タカを飼育・訓練する専門家。
狩りや催しでの実演に加え、最近は害鳥駆除や追い払いもしている。
かつては天皇家や徳川家、大名らに仕えてタカを調教し、狩りに随行した。訓練方法や道具によって流派がある。
(中略)
諏訪流の鷹匠は初代小林家鷹(いえたか)が織田信長に仕えたとされ、歴代が徳川家や天皇家の鷹匠だった。
(2015-06-22 朝日新聞 夕刊 1社会)出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について
鷹匠たちのプロフィール(スタッフ紹介)
グリーンフィールドでは、現在8名の鷹匠と、その相棒である鷹が日々全国を駆け回っております。
みな仕事にとりかかっている間は真剣そのものでも、プライベートでは個性豊かな面々です。
それぞれの鷹匠になった経緯や仕事への想いなどをご紹介します。
諏訪流を受け継ぎ30年、弊社鷹匠の指導担当
鷹匠として弊社では最も長い30年近くのキャリアを持ち、弊社鷹匠チームの教育・指導役を務める。鷹匠を希望して弊社に入社した社員は1年近く岡村に同行し、鷹との接し方・世話の仕方から現場での行動まで、鷹匠として必要なすべてを学ぶ。また、追い払い作業中の事故対策の責任者として、不慮の事故を未然に防ぐ努力を続けている。
「この世界に入ったきっかけは?」
(岡村)ずっと昔になりますが、私はアクセサリー販売の会社で働いていました。
当時のお得意様がご自身のお店の看板がわりにフクロウを飼おうとしてましてね。私もそのお客様がフクロウを探すのを手伝っていたんですよ。
で、いっしょにペットショップへ行ってそのお客様がフクロウをお求めになられたとき、その方に「あなたもフクロウを飼ったらどう?」とすすめられたんです。
私はそれならフクロウよりも鷹がいいなと思って、鷹を飼うことになったんですよ。
ところが、飼うことになったはいいけども、鷹のことなんて全く何も知らなくて…(笑)。
それであわてて日本放鷹協会に飛び込みました。
それからかれこれ20年以上、ずっと鷹といっしょの人生です。
すこし前まで日本放鷹協会の理事長も務めていました。

捕獲もこなせる二刀流鷹匠
ミミズクなどハリスホーク以外の猛禽類も飼いならすベテラン鷹匠。捕獲の経験も長いため、現場の状況に応じてひとりで追い払いと捕獲の両方に対応できるマルチスタッフ。
「この世界に入ったきっかけは?」
私は長年、捕獲の方で害鳥駆除の仕事に携わっていました。
ここ(グリーンフィールド)に入ったのは、社長と知り合って誘われてからです。
同じハトを駆除する仕事ではありますが、鷹を使うとなると当然ですけど全然違いますよね。
生き物をつかって生き物を追い払うんですからね…。
まあその分、思った通りの結果が出せたときの達成感は格別ですね。
なかなか人にまねのできない仕事でもありますから、やりがいを感じます。

捕獲ひとすじ10余年、ダントツの実績を誇るスペシャリスト
一年を通して、ハトの捕獲のための巡回で全国を走り回る職人スタッフ。入社以来1万件以上の場数を踏んでおり、その経験から現場のさまざまな規模や環境に応じた罠を仕掛けることができる。

関東一円を担当、オオタカも操る筆頭女流鷹匠。
入社以来、岡村鷹匠に師事しながら着実に技術を磨き、関東営業所の責任者として赴任。関東ほか東日本を主に担当する。最近は師匠である岡本鷹匠にならって難度の高いオオタカの飼育と調教もはじめる。
「この世界に入ったきっかけは?」
私は地元の県立農業高校に通っていたんですが、あるとき、その高校に鷹がやってきたんです。
猛禽類の鳥を保護するプロジェクトの一環だったのですが、私の高校で鷹を飼育することになりました。
その飼育する係も生徒がすることになっていたので、迷わず係に立候補しまして…。
そういうことがあったので、卒業したらすぐに鳥たちに携われる仕事がしたかったのです。
どこに就職するかはかなり迷いましたね。
といっても動物園にするか、ここの会社にするかのほぼ二択だったのですが…。
最終的にはこちらの会社にお願いすることに決めて、学校の人を通して面接させていただきました。
この仕事なら家にいるときでも鷹といっしょにいられますから、わたしにとっては最高の仕事ですね。

テレビ出演や取材多数、さまざまな動物の飼育経験豊富な鷹匠。
入社以来着実に実績を重ねてお客様との信頼関係を築く。近年はテレビでの出演や雑誌・新聞の取材への出演も多数こなし、鷹匠の存在のアピールにも貢献。
「この世界に入ったきっかけは?」
高校は鳥類研究会というのがある農業高校に通いました。
そこでは鶏やフクロウを飼育しており、鷹の調教もしているという私には夢のような場所です。
そこで毎日毎日鷹と接しているうちに、鷹と関わる仕事につきたいと思い、こちらの会社にたどり着きました。
動物園の方にもインターンシップで行かせて頂いたりしましたが、こちらで見学させて頂き、言葉に言い表せないほど感動したのを覚えています。
その瞬間からここしかない!と思いました。
またこの仕事なら、実際に人の役に立てるということに大きな魅力を感じました。

現場では現場の下見をとおして被害ポイントを正確に把握することを重視している。お客様に対しては質問には全てお答えし、説明不足にならないようにすることと、安全作業を常に心がける。プライベートでは(害鳥も含めた)すべての鳥が好きなため、骨格など体の仕組みから生態系まで広く知識を吸収している。
自身のことをコツコツタイプと認識しているため、普段の訓練や現場での作業においても常に少しずつでも上達することをこころがける。現場での円滑なコミュニケーションを重視するため、いつも笑顔で接しており、お客様からも「話がしやすい」と評判の若手鷹匠。
元衆議院議員公設第一秘書
/元NPO法人理事
みなさまへご挨拶
伊駒啓介
ハト対策コンサルタント室
(株)グリーンフィールド
代表取締役