カラス/ハト駆除・捕獲、鳥害対策総合コンサルタント

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害鳥被害は何が大変なのか。

ハトやカラスの鳥害を軽くみるのは危険です。
ハトやカラスの性格、そして被害の影響を解説します。

ハトの生態と鳥害

街のどこにでもいるドバトここでいうハトはいわゆる「ドバト」と呼ばれている種類のものです。
奈良時代以前から、人間の居住区にも住み着いていたようで、太古の昔から人間にとっても馴染みの深い関係にあるといえます。
ハトに対して無条件に親しみをおぼえる方も多いでしょう。
しかしドバトは「空飛ぶネズミ」という異名を持つほど、ものすごい繁殖力をもちます。
そのため近年は個体数の増加が激しく、衛生上または環境上の問題が深刻になってきています。
ハト害が深刻なのは、被害を受けている当事者が我慢すればよいというものではなく、その周辺にまで深刻な被害をかけてしまうおそれがある点です。
ここではハト特有の生態や性格、そしてどのような害があるのかを解説します。

ハトの生態

ハトは巣をつくるのに適した場所(営巣地)を中心に行動します。
では、どのような場所がハトの巣作りに適しているのか。

ハトによる鳥害

  • 健康被害

    ハトによる健康被害には、以下のようなものがあります。
    フンによる害、糞害によるものがほとんどです。

    クリプトコッカス症
    クリプトコッカス症は、ハトの糞などに繁殖しているクリプトコッカス菌が体内に入ることで起きる病気です。
    体力のある人や健康な人であれば罹っても気が付かない場合も多いのですが、子供や病気などで体力が落ちている人、免疫力が低下している人が感染すると重症になる場合があります。
    症状としては発熱や皮膚炎からはじまり、肺炎や脳機能の障害など相当に重症化する場合もあります。
    感染経路としては乾燥した糞が風で舞ったり、子供が屋外で土を触ったりすることから口に入ってしまう場合が多いようです。
    そのためお子様のいるご家庭ではベランダや庭先などに糞をされないように特に気を付ける必要があります。
    オウム病
    元々は鳥の感染症ですが、鳥と何らかの形で接触することで人間にもうつる場合があります。
    そのためペットとして鳥がいる家庭でも発症することがあります。
    やはり鳥の糞などに原因となるウイルスが多く含まれているのですが、ドバトには特に高い確率でこのウイルスが潜んでいるため、やはり公園などでハトに触れることや、糞を放置しておくことは危険といえます。
    ヒストプタズマ症
    感染の原因になるのはカビの一種で、最初からドバトの体内にいるわけではありません。
    ハトが糞をするとそこにカビの胞子が付着し、ある一定の温度や湿度に達したときに急激に増殖し始めます。
    それに人間が触れることで感染してしまい、肺結核のような症状を引き起こします。
    ニューカッスル病
    鳥に感染している菌が寄生虫を媒介するなどして感染すると急性顆粒結膜炎を引き起こします。
    ドバトに限らず、たくさんの種類の鳥がこの病気の病原菌を持っているといわれます。
    トキソプラズマ症
    ハトの糞に潜む寄生虫が体内に入り込むことで起こる病気です。
    人によってはなんの症状も出ないことも多いのですが、妊婦の方が感染してしまうと胎児に重大な障害を引き起こすことがある危険な病気です。
    結果として死産になることもあり、かりに生まれたとしても様々な脳機能障害や運動障害などが残る確率が高くなります。
  • 環境被害

    長崎県島原市のソーラーパネルの例特に工場や倉庫では環境の被害が深刻になる場合があります。
    周辺の方々に被害が及ぶだけでなく、自社の商品に気づかないうちに糞が付着するなど、ビジネス上でも重大な問題に発展することがあります。

カラスの生態と鳥害

ハシブトガラスとハシボソガラス

日本でみかけるカラスには、大きく分けてハシブトガラスとハシボソガラスがあります。
見た目の違いは名前のとおりで、クチバシが太いのがハシブトガラス、クチバシや頭部のシルエットがほっそりしているのがハシボソガラスです。
この2種類は主に生息する範囲が異なっていて、都会や街中でよくみかけるのはハシブトガラスの方です。
「カア、カア」と澄んだ声で鳴きます。一方のハシボソガラスは開けた山林や田畑など田舎でよく見かけるカラスで、「ガア、ガア」と太い声で鳴きます。

カラスの鳥害

どちらのカラスも知能が非常に高いことは変わりません。
ゴミ捨て場などで一度食べ物にありつくと、その場所を「絶好の餌場」としてしっかり記憶しますので、そうなると追い払うのも大変になります。
気に入った場所を正確に記憶して固執のするのは餌場だけでなく営巣地でも同じです。
「人を襲う攻撃的な鳥」というイメージがありますが、人に襲い掛かるのは繁殖期の3~7月に、巣を守るため縄張りに近づいた人を威嚇するためであることが多いといえます。
ただし、カラスの場合は人が困る反応を楽しむようなイタズラ目的での行動もよく確認されますので、一概には言えません。
カラスの迷惑な行動としては、ゴミ袋を漁ってゴミをまき散らす・糞を落とす・火のついたロウソクをくわえて持ち去る・小石を高いところから落としてソーラーパネルの割って面白がるなど多岐にわたります。